なんで鏡餅の上にみかんを乗せるの?どんな意味がある?

お正月

お正月飾りの定番の鏡餅と言えば、2つのお餅の上にみかんを置く飾付けですが、なぜみかんを乗せるのか気になったという人も多いかもしれません。

実はこの上に乗っているのものはみかんではなく、橙(だいだい)という果物なんです。

今回は、鏡餅の上に橙(だいだい)を乗せる意味についてまとめていきます。

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なんで鏡餅の上にみかん(橙)を乗せるの?

鏡餅の上にみかん(橙)

鏡餅にみかんを置く習慣は、日本の伝統的な意味が込められています。

本来、鏡餅の上にはみかんではなく、橙(だいだい)を置くのが正しい形でした。橙は「田道間守命(たじまもりのみこと)」というお菓子の神様が天皇に不老不死の薬を献上しようと中国から持ち帰った果物で、長く続く強い命の象徴とされています。

しかし、近年では手に入りにくい橙の代わりに、みかんが用いられるようになりました​​。

みかんの色は橙(だいだい)色で、この色は「代々(だいだい)まで繁栄する」という縁起を担ぐ意味があります。このように、みかんの色が子孫の繁栄を願う意味を持っていることから、お正月に鏡餅の上にみかんを置く習慣があります​​。

また、みかんを鏡餅の上に置くことには、長生きや子孫の繁栄という良い意味が込められています​。みかんは「代々続いていく」という意味も含まれており、これも子孫繁栄の象徴となっています​​。

このように、鏡餅にみかんを置く習慣は、幸運や繁栄、そして長寿を祈願する日本の美しい伝統です。また、本来の橙からみかんへと変わっていった背景には、日本の歴史や神話が織り交ぜられています。

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