【相手が喪中】寒中見舞いで喪中の方へ送るお悔やみの文例や一言

寒中見舞いで喪中の方へ送る文例 寒中見舞い

喪中の方への寒中見舞いは、故人への敬意と遺族への配慮を表すために、言葉選びが非常に重要です。

この記事では、喪中の方へ送る寒中見舞いのためのパターン別の文例や適切な一言を紹介し、どのように故人とその家族に思いやりを表現するかについて解説しています。

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喪中はがきの返事として寒中見舞いを出す場合

喪中はがきの返事として寒中見舞いを出す場合

12月頃に喪中はがきが届き、年賀状を送ることができなかったため、喪中はがきの返信も兼ねて寒中見舞いを出すというケースです。

喪中はがきの返事として寒中見舞いの文例・例文

寒中お見舞い申し上げます。
皆様のご健康をお祈りいたします。
先日は喪中のご案内をいただき、心からお悔やみ申し上げます。
寒い日が続きますが、どうぞお体を大切になさってください。

寒中お見舞い申し上げます。
寒波が続く中、貴方様にはご健勝のことと存じます。
先日の喪中はがき、拝読いたしました。
ご服喪中と存じ、年始のご挨拶はご遠慮させていただきました。
この度のご不幸に心よりお悔やみ申し上げます。
どうかお体を大切になさってください。

寒中お見舞い申し上げます。
このたびはご丁寧なご挨拶状をいただきありがとうございました。
喪中のお知らせを拝見し、深くお悔やみ申し上げます。
お体に気をつけて、新しい年をお迎えください。

喪中はがきの返事として寒中見舞いの書き方

  1. 開始の挨拶: 寒中見舞いは、始めに「寒中お見舞い申し上げます」といった定型の挨拶から始めます。
  2. 相手への配慮: 喪中の方への寒中見舞いは、相手の心情を配慮した表現を選びます。直接的なお悔やみの言葉を含めることが一般的です。
  3. 季節感の表現: 寒中を意識した季節感のある言葉を用い、相手の健康や幸福を願う内容を含めることが望ましいです。
  4. 簡潔さ: 文章は簡潔にすることが重要です。余計な言葉は避け、伝えたいことを明確にします。
  5. 締めの言葉: 文末には相手への再度の思いやりや願いを込めた言葉を添えます。

喪中はがきに対しての返事の一言として「このたびはご丁寧なご挨拶状をいただきありがとうございました。」や「ご服喪中と存じ、年始のご挨拶はご遠慮させていただきました。」などのフレーズがあります。

寒中見舞いで喪中を知った時の返事

寒中見舞いで喪中を知った時の返事

次に寒中見舞いを受け取って初めて相手が喪中であることを知った場合です。

寒中見舞いで喪中を知った時の返事の文例・例文

以下に、この状況に適した対応方法を示します。

寒中お見舞い申し上げます。
先日は喪中のお知らせをいただき、心よりお悔やみ申し上げます。
ご家族様にとってこの冬が一層厳しいものとなることを思うと、心が痛みます。
どうかお体を大切にされ、温かくお過ごしください。

寒中お見舞い申し上げます。
○○様のご逝去の知らせに接し、大変驚いております。
○○様との思い出は私たちにとってもかけがえのないものです。
この厳しい時期をお過ごしのことと存じますが、どうぞご自愛ください。

寒中お見舞い申し上げます。
お寒い中、喪中のご案内をいただき、心からお悔やみ申し上げます。
悲しみが癒えぬ中での冬の寒さは、一段と厳しく感じられることでしょう。
皆様のご健康と心の平安をお祈りしております。

寒中見舞いで喪中を知った時の返事の書き方

寒中見舞いで喪中を知った時の返事としてのポイントは「喪中のお知らせへの反応」と「慰めと励まし」です。

喪中のお知らせへの反応

  • 喪中の通知を受けたことに感謝し、故人への哀悼の意を表現します。
  • 例: 「先日、喪中のご案内をいただき、心から感謝申し上げます。○○様のご逝去の知らせに接し、深く哀悼の意を表します。」

また、喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合には「ご服喪中とは存じ上げず 年始のご挨拶を差し上げてしまいましたことを深くお詫び申し上げます」、「○○様ご逝去とのこと存じ上げなかったとはいえ、年賀状を差し上げてしまい大変失礼いたしました。」フレーズを入れるもの良いでしょう。

喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合の文例について以下でも紹介していきます。

喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合

慰めと励まし

  • 遺族の現在の心情に思いを馳せ、慰めの言葉を添えます。
  • 例: 「この寒い冬を悲しみの中でお過ごしのことと存じますが、どうかお体を大切になさってください。悲しみが少しでも和らぎますように。」

喪中の方へのご挨拶としての寒中見舞いを出す場合

喪中の方へのご挨拶としての寒中見舞いを出す場合

12月頃に喪中はがきを受け取っており、年賀状を出さなかった場合には寒中見舞いで年始の挨拶を行うことも多いですが、そのような場合には以下のような文例となります。

喪中の方へのご挨拶としての寒中見舞いの文例・例文

寒中お見舞い申し上げます。
ご服喪中と存じ年始のご挨拶はご遠慮させていただきましたが、皆様には健やかな新年をお迎えのことと存じます。
この度のご不幸に心よりお悔やみ申し上げます。
寒さが一段と厳しくなる季節、どうぞお体を大切にお過ごしください。
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。

寒中お見舞い申し上げます。
ご服喪中と存じ、年始のご挨拶を控えさせていただいておりますが、貴方様とご家族の皆様が穏やかな時間をお過ごしになられていることを願っております。
故人への哀悼の気持ちを改めてお伝えします。
厳しい寒さが続きますが、皆様のご健康を心よりお祈りしております。

寒中お見舞い申し上げます。
ご服喪中とのことで、新年のご挨拶は差し控えさせていただきました。
故人様への深い敬意とともに、遺族の皆様へ心からのお悔やみを申し上げます。
この寒い時期、どうぞご自愛いただき、温かくお過ごしいただけますようお祈り申し上げます。

寒中見舞いで喪中を知った時の返事の書き方

年賀状の代わりの挨拶として寒中見舞いを出す場合には「ご服喪中とのことで、新年のご挨拶は差し控えさせていただきました。」というように喪中だったため年賀状は出さなかったというような意図を伝えるフレーズを入れるのが良いでしょう。

また、故人に対する敬意と遺族への慰めの言葉を含めることも大切です。

喪中と知らず年賀状を出してしまった場合

相手が喪中と知らずに年賀状を出してしまいその後、喪中だったということを聞いたという場合もあるかもしれません。

そのような場合には以下のような文例が良いでしょう。

喪中と知らず年賀状を出してしまった場合の寒中見舞いの文例・例文

寒中お見舞い申し上げます。
年始に年賀状をお送りしてしまい、その後でご服喪中とのことを伺い、大変申し訳なく思っております。
心よりお悔やみを申し上げますとともに、故人様のご冥福をお祈り申し上げます。
厳しい寒さが続いておりますが、どうかご自愛くださいませ。

寒中お見舞い申し上げます。
この度はご服喪中とは存じ上げず 年始のご挨拶を差し上げてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
この悲しい時期に不適切な挨拶をしてしまい、申し訳ありませんでした。
故人様への哀悼の意を表します。寒い日々が続きますが、皆様のご健康をお祈りしております。

寒中お見舞い申し上げます。
年始に送った年賀状について、後にご服喪中との知らせを受けて、大変心苦しく思っております。
故人様への深いお悔やみを申し上げるとともに、ご家族の皆様への思いやりをお伝えしたく存じます。
寒波が続く中、どうぞ温かくお過ごしくださいませ。

喪中と知らず年賀状を出してしまった場合の書き方

喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合には「この度はご服喪中とは存じ上げず 年始のご挨拶を差し上げてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。」というような年賀状を誤って送ってしまったことへのお詫びを伝えるフレーズを入れるのが良いでしょう。

また、故人への敬意を表しつつ、遺族への慰めの言葉を含めることが望ましいです。

友人が喪中の場合の寒中見舞い

友人が喪中の場合の寒中見舞い

寒中見舞いを友人に送る場合にはあまり堅苦しくないような文章にしつつ失礼のないような文にする必要があります。

友人が喪中の場合の寒中見舞いの文例・例文

寒中お見舞い申し上げます。

ご服喪中とのことで、新年のご挨拶は遠慮させていただきました。

寒い日が続いていますが、どうぞお体を大切に。

心から平穏な日々が訪れることを願っています。

また、ゆっくりお茶でもしましょうね。

寒中お見舞い申し上げます。

喪中とのことで、新年のご挨拶は遠慮させていただきました。

寒さが厳しいですが、どうぞお体を大切にお過ごしください

また、お会いできるのを楽しみにしています。

友人が喪中の場合の寒中見舞いの書き方

今回は、通常の寒中見舞いを友人に送るのに加えて、友人が喪中であるというケースのため堅苦しくない文にしつつも相手が喪中であったため年賀状を送らなかったという意図のフレーズを入れるのが良いでしょう。

また、寒中見舞いによく使われる「厳寒の折いかがお過ごしでしょうか」や「皆様のご健勝を心よりお祈りいたします」などの堅苦しいフレーズを使う場合には「毎日寒い日が続きますが」、「お元気でお過ごしになってください」、「どうぞお体を大切にお過ごしください」などのフレーズに変えてみるのがおすすめです。

喪中の方へ寒中見舞いを送る場合のマナー

喪中の方へ寒中見舞いを送る場合のマナー

弔事用切手の使用はマナー違反

寒中見舞いに際して、弔事用の切手の使用はマナー違反とされています。

通常、弔事用の切手は葬儀や法要など、直接的な弔事に関わる郵便物に使用されるものです。

一見、喪中の人へ送る寒中見舞いであれば、弔事用切手を使うべきなの?と思われがちですが、寒中見舞いは弔事とは異なり、新年の挨拶の代わりとして送るもので、その性質上、直接的な弔事としての性質も持っていないため切手は普通切手を使うようにしましょう。

寒中見舞いのデザインはシンプルに

寒中見舞いのハガキや手紙自体のデザインも重要です。

新年らしい干支のデザインや七福神、富士山などの縁起物のデザインは避け、シンプルなデザインが適しています。

また、年賀はがきを寒中見舞いに使うのもNGです。

喪中の方への近況報告は避けるべき

寒中見舞いでは結婚報告や出産報告などの祝い事の報告を行うこともありますが、喪中の方へ寒中見舞いを送る場合には近況報告避けるべきとされています。

喪中の方への近況報告が避けられる理由は、喪中の人が悲しみに暮れている可能性があるためです。

自己の幸せや楽しい出来事を報告することは、相手の気持ちを考慮して控えるべきとされています。また、喪中の期間は、喪に服し、故人を思う時間として大切にされており、他人の近況報告がそれを邪魔することになりかねないためです。

「謹賀新年」などの文言はNG

「謹賀新年」や「賀春」「おめでとうございます」などの新年の祝賀の意を表すために使われるフレーズは寒中見舞いでは書かないようにしましょう。

喪中の人にとって、新年を祝う文言はその心情に配慮していないと捉えられることがあります。

このため、喪中の人への対応では、そうしたお祝いの文言を控え、より中立的かつ相手を思いやる文言を選ぶのが望ましいとされています​

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