お年玉は、日本における正月の習慣の一つで、特に子供たちにとって重要なイベントです。
一方、上げる側としては中学生に対してどれくらいの金額をお年玉として渡すべきか迷っているという人も多いのではないでしょうか。
いくつかのアンケート結果を元に中学生にお年玉をいくらあげるべきかについて見ていきます。
中学生へのお年玉の平均相場は5000円~10000円?
中学生へあげるお年玉の平均相場を調べるために今回は、
株式会社バンダイが実施した小学1年生~6年生、中学1年生~3年生の子どもを持つ親※900人を対象に実施した「小中学生のお年玉に関する意識調査」と
住信SBIネット銀行株式会社が実施した「お年玉に関する意識調査」を見ていきます。
株式会社バンダイによる小中学生のお年玉に関する意識調査
まずは株式会社バンダイが実施した「小中学生のお年玉に関する意識調査」を見ていきます。
この調査の中に「親からもらったお年玉金額の平均」という項目があります。
・中学1年生:5898円
・中学2年生:7944円
・中学3年生:7565円
上記の結果からもわかるように中学生へのお年玉の平均相場は5000円~8000円程度でしょう。
また、去年度からの金額の増減という項目では中学1年生の子どもを持つ親の45.3%が増やしたと答えていることから
小学6年生から中学1年生への進学時にはお年玉を増やしている家庭が多いようです。
逆に中学1年から中学2年での金額の変更を行った人は15.5%、中学2年生から中学3年生での金額の変更を行った人は22.6%とそこまで高くはないので、
中学1年生から中学3年生は同じ金額にしているという人が多いのかもしれません。
住信SBIネット銀行株式会社によるお年玉に関する意識調査
次に住信SBIネット銀行株式会社が実施した「お年玉に関する意識調査」も見ていきます。
この調査の中の「お年玉をあげる相手×金額」の結果が以下です。
・5000円~10000円:約47%
・3000円~5000円:約31%
・10000円~30000円:約12%
中学生に対しては5000円~10000円をあげると答えた人が一番多く、次に3000円~5000円となっています。
この結果からも中学生へのお年玉の平均相場は5000円~10000円ほどと言えるでしょう。
余談ですが、9000円という数字は忌み数(いみかず)と呼ばれているため避けるのが無難とされています。
まとめ
今回は中学生へのお年玉の平均相場を2つのアンケート結果から見ていきました。
お年玉に金額に関しては、親の価値観やまたは子供の金銭感覚によって金額が変動することもあり、たとえば無駄遣いを懸念して少なめにする親もいます。
家族や親戚内でどのくらいの金額を渡すか事前に話し合いを行い、相場よりも多少高い額や少ない額を決定することも一般的です。
こうしたデータは、お年玉をどれだけの金額で準備すべきかを考える際の参考になりますが、最終的には贈る側の判断によります。
また、地域や家庭の慣習にも配慮しながら、お年玉の金額を決めると良いでしょう。