【テンプレート】喪中はがきの文例・文面と書き方のポイント

喪中はがきの文例・文面と書き方のポイント 喪中

喪中はがきは身内に不幸があった際に年末年始の挨拶を控えることを伝えるために用いられる挨拶状ですが、喪中はがきの書き方がわからないという人も多いかもしれません。

今回は、その繊細かつ丁寧な書き方と文例を紹介し喪中はがき作成の際の参考にしていただければと思います。

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喪中はがきの文例

喪中はがきの文例 1

喪中につき年末年始のご挨拶を謹んでご遠慮申し上げます

兄 〇〇が令和〇年〇月に享年〇〇歳で永眠いたしました

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます

令和〇年十二月

〒〇〇〇-〇〇〇〇
〇〇県〇〇市〇〇町〇-〇-〇
鈴木一郎・由美子

喪中はがきの文例 2

喪中のため新年のご挨拶を控えさせていただきます

母 〇〇が本年〇月に享年〇〇歳で永眠いたしました

故人との貴重な時を心に刻み皆様の健やかな新年をお祈り申し上げます

令和〇年〇月

〒〇〇〇-〇〇〇〇
〇〇県〇〇市〇〇区〇〇〇〇-〇
田中健

喪中はがきの文例 3

喪中に伴い年頭のご挨拶は差し控えさせていただきます

祖父 〇〇が令和〇年〇月に享年〇〇歳で永眠いたしました

生前のご恩に深く感謝し皆様の益々のご繁栄をお祈りいたします

令和〇年十二月

〒〇〇〇-〇〇〇〇
〇〇県〇〇市〇〇〇〇町〇-〇-〇
佐々木美紀

喪中はがきの書き方のルール

喪中はがきの書き方のルール

喪中はがきを書く際には、いくつかの重要なルールや慣習があります。これらのルールを理解し遵守することで、故人に対する敬意と受け取り手への配慮が適切に伝わります。

「年賀」の言葉の置き換え

喪中はがきでは、新年の祝い事を避けるため、「年賀」という言葉は使用しません。

代わりに、「年始」「年頭」「新年」などの言葉を使用します。

行頭の「一字下げ」をしない

喪中はがきでは、行頭を一字下げて書くことはしません。

これは伝統的な日本の文書形式に従ったもので、フォーマルな文書の様式を守るためです。

近況報告の省略

喪中はがきでは、近況報告やその他の個人的な情報は記載しません。

喪中はがきの主目的は、故人への哀悼と新年の挨拶を控えることを通知することであり、それ以外の情報は含めません。

祝い事を表す言葉の避ける

喪中はがきは哀悼の意を表す文書であるため、祝い事を表す言葉や忌み言葉を避けることが重要です。これには「おめでとう」などの言葉も含まれます。

フォーマルな書式

喪中はがきはフォーマルな文書であるため、適切な書式と丁寧な言葉遣いを用います。

これには句読点を付けない、漢数字の使用や縦書きのレイアウトなどが含まれますが、最近では悲しみを和らげる目的で横書きやアラビア数字などを使うこともあるようです。

この辺りは相手の年代にもよりますが、基本的には横書き、漢数字を使うほうが無難です。

喪中はがきの文章構成

喪中はがきの文章構成は基本的には決まっていて各要素から文例を選んでいけば作ることができます。

以下では、喪中はがきの書き方における主要な要素について詳しく解説し、それぞれの部分における具体的な文例を紹介します。

挨拶文を書く

喪中はがきの冒頭では、年始の挨拶を控える旨を述べます。この部分は、故人への哀悼と共に、新年の祝い事を避ける敬意を示します。

新年の挨拶を欠礼する旨を、敬意を込めて簡潔に伝えます。ここでの表現は直接的ではなく、故人の喪に服していることを婉曲に示すため、慎重かつ丁寧な言葉選びが必要です。

以下のような文例から選ぶのが良いでしょう。

  • 「喪中につき年末年始のご挨拶を謹んでご遠慮申し上げます」
  • 「喪中のため新年のご挨拶は差し控えさせていただきます」
  • 「喪中に伴い新年のご挨拶を控えさせていただきます」
  • 「この度の喪中のため年頭のご挨拶を失礼とさせていただきます」

故人の情報を書く

「故人の情報」の部分では、故人の名前、亡くなった日付、年齢、そして差出人との関係(続柄)を記載します。読み手に故人についての基本的な情報を伝えることが目的です。

続柄とは、故人と差出人との関係を指す言葉です。ここでは、故人が差出人の父、母、兄弟、祖父母など、具体的な家族関係を示します。

尚、夫婦連名で喪中はがきを送る場合、続柄の記載は少し異なります。ここでは、世帯主(通常は夫婦のうちの一方)から見た続柄を用いて故人を紹介します。

たとえば、夫が世帯主であり、故人が妻の父である場合、「義父」と記載します。しかし、最近では「義」を省略し、故人のフルネームを使ってどちらの親かを明確にすることも一般的です。

これにより、受け取り手は故人が差出人にとってどのような存在だったかを理解することができます。

  • 「本年5月に父〇〇が75歳で天寿を全うしました」
  • 「母〇〇が令和〇年〇月に永眠いたしました。享年68歳」
  • 「兄〇〇が本年3月(享年52歳)にて永眠いたしました」

また、年内に複数の方が亡くなった場合は、喪中はがきではそれぞれの故人について順番に記載します。

この場合、故人を亡くなった順に列挙し、それぞれについて名前、続柄、亡くなった日付、年齢などの基本情報を提供します。

感謝や健康を祈る言葉

このセクションは、喪中はがきの結びとして、心温まるメッセージを伝える役割を果たします。

ここでは、受け取り手の健康や幸福を祈る言葉を添えることで、受け取り手への思いやりを伝えます。

  • 「故人との思い出に感謝しつつ皆様のご健康と幸福を心よりお祈り申し上げます」
  • 「生前のご恩に深く感謝し皆様の益々のご繁栄をお祈りいたします」
  • 「皆様からのあたたかい支えに心から感謝申し上げますとともに新年のご多幸をお祈り申し上げます」
  • 「生前のご厚誼に心より感謝申し上げるとともに皆様の健やかな新年をお祈り申し上げます」

日付と差出人情報

喪中はがきの最後に差し出した日付と差出人の情報を記載することで、受け取り手に送り主を明確に伝えます。

喪中はがきにおける日付の記載に関して、数字は伝統的には漢数字で記載するのが一般的です。

これは、喪中はがきがフォーマルな文書であるため、漢数字を用いることでその正式性と格式を保つためです。たとえば、「令和二年十二月」という形で書かれます。

しかし、最近では実用性や読みやすさを重視し、アラビア数字を用いるケースも増えています。特に、パソコンなどを使用して作成する際には、アラビア数字を使うことが一般的です。例えば、「令和2年12月」という形で書かれることもあります。

  • 日付:「令和〇年〇月」
  • 差出人情報:「〒100-0004 東京都千代田区大手町〇ー〇 山田太郎」
  • 追加情報(オプション):「電話:03-〇〇〇〇-〇〇〇〇」
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