寒中見舞いで使えるはがきの種類と選び方

寒中見舞いで使えるはがきの種類と選び方 寒中見舞い

日本の伝統的な文化の中で、寒中見舞いは冬の季節に暖かな挨拶を伝える大切な役割を果たします。

この挨拶を伝えるために選ばれるはがきの種類は、その目的やメッセージによって異なります。

この記事では、寒中見舞いに適したはがきの種類とその特徴を詳しく解説します。

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郵便はがき(官製はがき)で寒中見舞いを送る

郵便はがきは、日本郵便から販売されている公式のはがきです。

郵便はがきのメリットは既に切って部分が印刷されており、別途切手を購入して貼る必要がないという点です。

寒中見舞いと言っても年賀はがきのように専用のはがきがあるわけではなく通常はがきを使います。

現在、郵便局から販売されている通常はがきは、ヤマユリ、ヤマザクラ、胡蝶蘭のデザインがあり、それぞれ特有の美しさと象徴性を持っています。

はがきの通販|郵便局のネットショップ

これらの花は日本文化に深く根ざしており、はがきのデザインとしても人気があります。

通常はがき(ヤマユリ)

ヤマユリの郵便はがきは、最も一般的なタイプで、日常の手紙や通知に使用されます。料額印面にはヤマユリのデザインがあります。

ヤマユリは大きく美しい白い花を咲かせます。その花はエレガントで、日本の夏の風物詩としても知られています。

清楚で上品な美しさを象徴し、穏やかな感情や純粋な思いを表現するのに適しています。

はがきでは、その万能性から日常の手紙や通知など、幅広い用途に使用されます。

通常はがき・インクジェット紙(ヤマザクラ)

ヤマザクラの郵便はがきは、インクジェットプリンターで印刷する際に適しています。料額印面にヤマザクラのデザインがあります。

ヤマザクラは、春に美しいピンク色の花を咲かせる桜の一種です。この桜は自然の中でのたおやかな成長が特徴です。

日本において桜は、儚い美しさや新しい始まりを象徴しています。

通常はがき・胡蝶蘭

胡蝶蘭の郵便はがきは、寒中見舞いや年賀欠礼はがき、弔事に適しており、落ち着いた雰囲気を伝えることができます。

胡蝶蘭は、その名の通り蝶が舞うような形の洗練された花を持つ植物です。一般的には白やピンク、黄色など多彩な色があります。

胡蝶蘭は高級感と優雅さを象徴し、格式のある場面やお祝いごとによく用いられます。また、ビジネスシーンでは成功や繁栄のシンボルとしても使われます。

はがきでは、落ち着いた雰囲気を求める場面や寒中見舞い、年賀欠礼はがき、弔事などに適しており、特別なメッセージを伝える際に用いられます。

ヤマユリで寒中見舞いを出しても良いの?

ヤマユリのデザインが施された官製はがきは、寒中見舞いに使用しても問題ありません。

ヤマユリのはがきは最も一般的なタイプであり、日常の手紙や通知に幅広く使用されます。そのため、特に特定のシーンに限定されることなく、寒中見舞いを含むさまざまな目的で利用することができます。

寒中見舞いのはがきは、受け取る人に冬の季節の挨拶と暖かな思いを伝えるためのものです。

したがって、はがきのデザインは受け取る人への思いやりやメッセージの内容と調和していれば良いとされています。

ヤマユリのデザインは、その清楚で上品な美しさが、温かい挨拶を伝えるのに適しています。

ただし、寒中見舞いには、通常はがきの中でも特に落ち着いた雰囲気を持つ胡蝶蘭のデザインが好まれることがあります。

それは、胡蝶蘭が特別な場面やフォーマルな用途に適しているとされるためです。

しかし、これは一般的なガイドラインに過ぎず、ヤマユリのはがきでも十分に寒中見舞いの目的を果たすことができます。

私製はがきで寒中見舞いを送る

私製はがきは、官製はがきと比べて多様なデザインが存在します。

家電量販店や事務用品店、オンラインショップなど様々なところで購入可能で、自由度の高いデザインが特徴です。

ただし、使用する際には切手(63円切手)を貼る必要があります。

私製はがきの選ぶ時の注意点

注意点としては、寒中見舞いはがきを選ぶ際には、年賀はがきや弔辞用のデザインは避けるべきです。

特に、年賀状に使われる干支や縁起物が印刷されたはがきは、寒中見舞いの目的にそぐわないため避ける必要があります。

また、貼る切手に関しては63円普通切手などデザインは特に決まりはありませんが、慶弔用の切手はNGとされています。

喪中の際の寒中見舞いはがきはどうするべき?

喪中の際の寒中見舞いはがきは、落ち着いたデザインを選ぶのが適切です。

郵便はがきであれば、胡蝶蘭のデザインのはがきが好まれることが多いですが、ヤマユリやヤマザクラのデザインのはがきでも問題ありません。

私製はがきの場合は、明るい色や派手なデザインは避けるべきです。

年賀はがきを寒中見舞いで使うのはNG?

年賀はがきを寒中見舞いで使うのは一般的にはNGです。

年賀はがきは、新年を祝うためのデザインや文言が印刷されていることが多く、その内容や意図が寒中見舞いの趣旨とは異なります。

寒中見舞いは、新年が始まった後、特に1月7日以降に送ることが一般的です。

これは新年の挨拶とは異なり、寒い時期に相手の健康や幸福を願う内容になります。

したがって、年賀状に使われるような干支や「明けましておめでとうございます」といった文言が含まれる年賀はがきは適切ではありません。

もし誤って年賀はがきを購入してしまった場合は、郵便局で通常はがきに交換することが可能です。

年賀はがきを交換したい場合

お正月の後、余ってしまった未使用の年賀はがきも郵便局で交換できます。切手や郵便はがき、レターパック封筒などと交換することができますが、「1枚につき5円」の手数料がかかるのと、料額印面が汚れていないことが条件となりますので注意してください。

喪中で「年賀状」が出せなくなってしまった場合も、郵便局で「通常はがき」や「通常切手」など別のものに無料で交換できます。無料で交換してもらえる期間は年賀はがき販売期間中のみで、期間を過ぎてしまうと手数料がかかるので注意しましょう。

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